遠い遠いその昔、熊本の周辺地方から
 (あるじ)(かたな)を研ぎに来るのに、研屋(とぎや)の裏部屋で仮眠していたらしく、
そのようなご要望にこたえるために
 「あんたがたどこさー」のまりつき唄で知られる 船場川のほとりに
小屋を並べたのが、旅館研屋の起源でございます。
熊本船場町で 百三十年程旅館業を 営んでまいりましたが、
 現在は場所をかえ 熊本市の西、金峰山の中腹にある
「峠の茶屋」の山里にあり、屋号も 宿庵(しゅくあん)研屋(とぎや)として
 第六代の主人が 熊本で唯一の純日本式旅館として
老舗らしさを守りながら つつましく 旅館業を営んでおります。

明治16年 九州日日新聞広告

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